こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。
きょうは、自分の持っている魅力ということについて考えてみたいと思います。みなさんとても謙虚というのか、こんなことが魅力だなんてとても胸を張って言えません、というように思っておられる方が多いと感じます。
魅力というのは人との比較で決まるのではありません。自分というのはこういう人間、こういう部分があるからこそ自分が自分らしくいられるというものです。ここが自分の個性、と胸を張って言えるようになると、その部分はもっと輝いていくのではないかと思います。
「あって当たり前」ではない
クライアントさんとお話をしている時に感じるのは、そこが魅力なんだけどなあ、と思うのですが、ご本人はなんとも思われていない。それどころか、当たり前と感じておられることが多いのです。もったいないのになあ、と思います。
でも、これは当然のことなのかもしれません。わたしたちは、いまあるもの、自分が持っているものについては当たり前、と考えるからです。例えば、よく言われることですが、海外旅行などをするとそれが実感できると思いますが、日本人は水と安全はただで手に入ると思う傾向にあります。
ただで手に入るということは、ただが当たり前、見渡すとゴロゴロ転がっているから価値がないということです。有り難みを感じないということなんですね。当たり前なんだから、改めてそれを魅力と認める必要がないということなのかもしれません。
自分の目線から自分を見ると、毎日一日24時間見ているわけだから当たり前に見えますが、他人という違う目線から見ると、どうでしょうか?違う景色が見えると思いませんか?あなたの当たり前は、違う目線からがみると「わたしにはない別のもの」と映るかもしれません。
あなたの個性はあなたがどう見ているかで魅力的にもなるし欠点にもなる
この他人の目に映る「別のもの」が、それを見た人にとって「素敵!」と思うか「嫌!」と思うかは、あなたがそれをどう思っているかにかかっていると言ったら信じられるでしょうか?
それはこういうことです。
お笑い芸人で滑舌の悪い人がいますね。話すことを商売にしている人が、滑舌が悪いために何を言っているのかわからないというのは、本来であれば致命傷になると思います。ところが、その何を言っているのかわからないということで笑いをとっているわけです。致命傷を武器に変えたわけです。この芸人さんが、本来のお喋りで商売していたら笑いを取ることは難しいでしょう。
そしてこの芸風は滑舌の悪いこの芸人さんだからできたのです。他の人が真似をしてもできないのです。なぜなから、滑舌が良いからです。滑舌の悪いことは欠点ではなく武器なんだと気がついたから、魅力になったのです。これを隠そう隠そうとしていたら、自分のここが嫌だと思ったままだったら魅力にならなかったのです。
わたしたちは、自分のここが嫌い、あそこが嫌と良く言います。それは誰にとっての嫌いかというと、自分にとっての嫌いなんです。
例えば、目が一重だからこっちをみてもらえない、二重だったらみんなわたしを見るのに、と思ったとします。あなたがそう思っているということは「一重のわたしはいけてない」ということですから、自分の目が好きではありません。それが言動に出ます。そこにはどこか冴えないあながたいるでしょう。見ている人は、それがわかりますから、同じように感じてしまいます。
世間にはいろんな人がいます。一重が好きな人、二重が好きな人、どちらでも気にしない人。好みは人それぞれです。ここで、あなたが一重の自分を好きになれれば、自信が出る。自信が出た時に、そこが魅力になるというわけです。
こんな自分好き。この自分が好き。そう思えた時、その部分が光り輝いて、見ている人が、素敵だなあ、と感じてくれると思うのです。
こうなったらいいのに、ではなくて、これがあるからわたし、これこそがわたし。そう思って見てもいいのではないでしょうか。すると、それが、魅力になって輝くのです。
自分にあるものの棚卸しをしてみよう
あなたの魅力はどこにあるのでしょうか?それは、あなたが、当たり前、あるいは、普通、と思っているところにあるのではないかと思います。
こうなったらいいのにとか、これができたらいいのにと、ないものを求めるより、いますでにあるものを目を向ける。
そのあるものを当たり前とか、嫌だと毛嫌いする前に、魅力的だとしたらどうなるのか?自分にあるものを魅力的という前提で捉えて欲しいと思います。
まず、あなたが、当たり前と思っていることを整理してみましょう。あなたにとっての沢山の当たり前。あなたが嫌な部分と思っていることも含めて洗い出してみましょう。
それをじっと眺めて見てください。それがあるから、あなたがあなたらしくいられるのです。
当たり前ではなくて、有難いものと思う。毛嫌いではなくて、それが武器になるとしたらどうなるか?自分のあるものに寄り添ってみましょう。そのとき、それがあなたの魅力として輝きだすのではないかと思います。
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。