こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。
世界は自分が作ると言われるとどう思いますか?えっ、何言ってるの?そんなことあるわけがないじゃないか、と思われる人がほとんどかもしれません。
でも、これを知っておくと人間関係に劇的な変化が起こります。あなたが世界を作る。主導権はあなたが持っているのです。どういうことでしょうか?
世間は世知辛いと思うAさんと世間は有難いと思うBさん
例えばこのような二人がいるとします。
「世間は世知辛いよなあ。油断していると付け込まれるから、誰にも気を許しちゃいけない。まわりは敵だらけと思っておいたほうがいい」と思っているAさん。
「世間は有難い人ばかりいる。困っていたらいつも優しい人が現れて、そのたびに助けてもらった。人には優しく接しないと」と思っているBさん。
このAさんとBさんの世間に対する認識は真逆です。ところで、この両者の将来、1年後かもしれないし、5年後かもしれなが、二人の世間に対する認識がいまと変わらないなら、Aさんのまわりにいる人は敵ばかりになるだろうし、Bさんのまわりには優しい人が集まってくるだろうと思います。
Aさんのまわりに敵が増えBさんのまわりに味方が増える理由
それはこういうことです。
Aさんはまわりにいる人は自分の敵だと思っています。敵だと思うと、いつ攻撃されるかもしれないという恐れを感じているかもしれません。すると、相手から身を守らないといけないと思いますので、気を許せません。身構えて防御しようとするでしょう。
一方、まわりの人もそれを感じます。Aさん、なんか身構えてるなあという感じ。恐れられてるのかなあ、と感じます。すると、どうでしょう?人から恐れられていると感じて良い気持ちになる人はいないでしょう。嫌なやつ、と思われる可能性が高いと思います。
嫌なやつを助けてやろうと思う人はいないでしょう。まわりが敵だらけと思っていると、そう思っている現実が手に入ってしまうのです。
では、Bさんの場合はどうでしょうか?Bさんは、人はみんな自分を助けてくれる優しい存在、と思っています。だから人と接する時は感謝の気持ちに溢れていることでしょうし、相手に対して尊重する姿勢で接するのではないかと思います。
そのように接しられるとどうでしょうか?Bさんと接することが楽しく感じると思います。Bさんのためにできることならやってあげたいと思う人も出てくるでしょう。結果として、Bさんのまわりは味方でいっぱいになるということになると思います。
見ようとすると見えてくる
世界は自分が思っているような世界になっていくようです。世界というものはこうだよなあと意識を向けたものが手に入ります。
Aさんに起こった世間は世知辛いよなあと感じた出来事。Bさんに起こった世間は有難いよなあと感じた出来事。
確かにそういう出来事があったのかもしれませんが、そればかりではなかっただろうと思うのです。Aさんにも世間て有難いよなあという出来事はあっただろうし、Bさんにも世間て世知辛いよなあという出来事はあったと思います。
でも、それは、見ようとしないと見えてこないのものなのです。あっとしても、見ようとしない限り気づけないのです。
そんなことはない、わたしのまわりでは世知辛いことしかなかった、と言われるかもしれない。確かに、そうなのかもしれないし、そいうことはあったかもしれないと思う。
でも、敢えて言います。世間て世知辛いよなあ、と思ってそいう出来事ばかりを探しているかぎり、同じ世界が続くと思います。ずーっと世知辛い世界を証明したいのなら別ですが、もういい加減そういう世界は嫌だと思うのならこう思って欲しい。
「世間は有難いとは思えないけど、そういうことを言う奴がいるから、一度、世間は有難いという証拠を探してみてやるか」というつもりで、まわりを見渡していただいた嬉しいなと思います。
世間は有難いと感じられる出来事がひとつ見つかるたびに、世知辛いと感じた世間が有難いと感じられる世間に変わっていくと思います。
それは、見ようとしたからこそ現れた世界なのです。見ようとすればするほど、見たい世界が増えていくのです。
世界を作るのは自分なのです。
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。