こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。
いつも不思議だなあ、と思うことがあります。苦しんでいる自分を終わりにして、幸せを手に入れたいとカウンセリングに来られるのだけれど、みるみる幸せになっていく人がいる一方で、やってもやっても幸せになれない人がいます。
この違いはどこにあるのでしょうか?幸せを望んでいるのに、どうして幸せが手に入らないのでしょうか?幸せに向かって変わっていく人と変わっていかない人との間にはカウンセリングの使い方に違いがあるように思います。どういうことでしょうか?
■いまのあなたを形作っているもの
こんな話を聞いたことはありませんか?いまのあなたは、あなたの考え方とあなたがする行動でできている。何を思い、どのように考え、そして行動した結果がいまのあなたの感情としてあらわれているのです。
いまが、もし、幸せでないとしたら、苦しみしかない毎日を送っているとしたら、そうなるような考え方をし、それに基づいた行動をしているということになります。
自分では気づいていないのですが、誰しも、自分が思っていること、考えていることは正しいし、そしてみんなも同じように考えていると思っています。
幸せに向かう考え方とか行動があるのですが、そうでない人はそのやり方がわかりません。やったことがないからです。そして自分のやり方が正しいと思っているので、自分のやり方以外のことをやってみようとは思いません。
ここに、幸せでない人は、幸せになれない考え方をし、幸せになれない行動を続けてしまって、そこから抜け出すことができないのです。
■変わっていく人変わって行かない人の違い
変わっていく人というのは、柔軟な考え方ができます。素直さがあるとも言えます。それは、いまの自分のやり方に限界を感じているので、もっといい別のやり方を知りたい、やってみたいという気持ちがあるのです。
だから、こうしたらいいですよ、とお伝えすると、できるかできないかは別にして、やってみよう、と新たなことでも試みをされます。
一方で、変わっていかない人というのは自分の考えに固執します。こうしてみませんか、とお伝えしても言下に「思えません」「できません」と否定されます。
それが、変わっていく近道ですよ、とお伝えしても聞き入れてはもらえません。挙げ句の果ては、そう思えないわたしは幸せになる資格がないのです、と自分を責めてしまわれる。
できるできないは置いて置いて、できなくてもいいので、試しにやってみよう、という思いがあるかどうかが変わる変われないの境目になると感じています。
■もったいないカウンセリングの使い方
では、変われない人はどのようにカウンセリングを利用されているのでしょうか?
例えば、肩が凝ったときマッサージを利用します。マッサージしてもらうことでいっとき楽になります。でもこれは対症療法なので、しばらくするとまた元に戻ってしまいます。
慢性的な肩こりであれば、姿勢が悪いとか体に歪みがあるとか何か理由があります。その理由を取り除けば、肩こりは元から治ります。
変われない人というのは、辛くなったときに、その目先の辛さだけをなんとかしようとされる。
変われる人というのは、いっとき楽になるよりは、時間はかかるかもしれないが原因から取り除こうとじっくり取り組まれます。
苦しんでいる人というのは、いま目の前で起こっている出来事に苦しんでなんとかしたいとカウンセリングをされる方が多いのですが、その問題が解決したとしても、次は別の問題で同じ苦しみを背負うことが非常に多い。
つまりその方の苦しむパターンというのが解決されていないので、何度も、何度も同じような苦しみを味わうことになる。
そうならないためには、目先の問題だけをなんとかしようとするのではなく、根本的な解決を求めないといけません。
カウンセリングは魔法ではありません。病気にしたって、注射一本打ったから治りました、というようなことはありません。症状にもよりますが、2回、3回と通院しますし、慢性疾患になると半年1年と通院することもあります。
1回のカウンセリングを受けただけで心が軽くなることはよくあることですが、それは肩が凝ってマッサージしてもらって、ああ楽になった、というようなものです。時間が経てば元に戻ってしまいます。これは対症療法としての使い方をするからです。これでは、とてももったいない使い方だと思います。
■ 根本治療を目指す
わたしが苦しんでいる方に目指してほしいのは、いっときの楽を求めるのではなくて、苦しむこと自体がなくなる根本治療です。
幸せを目指しているのであれば、今までの苦しんでいたときの自分の考え方や行動を変えようということです。
やるべきことはそれほど難しいことではない。でも、それがなかなか実行できない、続けられないのは、いままでの自分の癖があるから。分かっているけど、できない、ということがあるのです。それは、一人でやろうとするからです。
一度のカウンセリングでその気になることがあるけど、一人になると、挫けてしまうのです。人は弱いものだからです。幸せを手に入れようと思ったら、やはり誰か側で寄り添ってくれる人が必要です。ときには、頑張れと背中を押してくれる。ときには、少し休んだらと背中をさすってくれる。一緒に歩んでくれる人が絶対に必要です。
辛い自分から幸せな自分に変わりたいと、本気で考えておられるのであれば、一度お試しカウンセリングをご利用していただいて、そこで、カウンセラーとの相性を見て欲しいのです。相性が合いそうだと思ったら、じっくりと一緒に根本治療を目指して欲しいと思います。
目先の苦しみを取り除く対症療法ではなくて、自分の苦しみを作っているパターンを変えて、幸せな自分になるという根本治療を目指す。そういうカンセリングの使い方をしていただければ、二度と同じパターンで苦しくなることはないでしょう。
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。