何がやりたいのかよくわかりません〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

自分のやりたいことがわかりません、という声はとても多いです。

毎日が淡々と過ぎていって虚しい。日々の生活に追われて楽しいことなんて何もない。生きがいを感じられない。何か面白いことはないかなあと思うけど興味のあることが思いつかない。やりがいや夢、目標のある人が羨ましいなあと思ってしまう。

それに比べて、自分には何もない、と卑下することがありますが、夢や目標のある人でも最初からそれが明確だったわけではないと思います。一つひとつ行動を積み重ねていった結果、目指すものが固まっていったのではないかと思うのです。自分のやりたいことを見つけるにはどうすればいいのでしょうか?

空虚な時代

やりたいことが見つからないというのは辛いものです。わたしが大学に入って、親元を離れて下宿生活を始めた時もそうでした。

サークルに入って何かしようかとも考えたのですが、やってみたいことが見つからない。勧誘もいろいろされるのですが戸惑いが出る。結局、何もせずに、大学と下宿先の往復だけ。時間だけがたっぷりとある。虚しく時間だけが過ぎていったことを思い出します。

あるのは退屈な時間と、何かに踏み出せなかった自分への自己嫌悪でした。退屈を感じては、こんなはずではなかったのにという後悔。これでいいのかというジレンマ。ダメな自分という否定。始めるのに、遅すぎるということはなかったと思いますが、当時のわたしは、いまさら、という思いが行動にブレーキをかけていました。

まず動いてみる

後になって思うと、もっといろんなことを経験しておけば良かったと思います。

頭で考えるのと、実際に経験するのとでは全然違います。頭で面白そうと思っても、やってみたら案外つまらなかったということがあるし、つまらなそうだなと思っても、やってみたらすごく楽しかったということがあります。楽しいかどうかは考えているだけではわからない。やってみて初めてわかるものなんですね。

頭であれこれ考える時間があったら、実際に体を動かして試してみてもいいのではないかと思います。やってみて、つまらないと思ったら、もうやめた、でいいわけです。自分の好きでないものがわかったということです。

考えるとやらない理由しか出てこない

何かをしようとするといろんな考えが頭に浮かびます。
わたしには無理だ。
時間がない。
お金がない。
これをやってどんな意味があるんだろう?
やっても成功するかどうかわからない。
続けられるだろうか?

いろんな考えが浮かびますが、たいていの場合、浮かんでくるのはやらない理由なんですね。頭で考え出すと、やらないことを正当化する理由だけが浮かんできます。頭で考えてはいけないのです。

何かは、あなたの身のまわりに潜んでいる

何かをやるためのきっかけ。その何かとは、あなたの周りにすでに転がっている何かだろうと思います。それはあなたが毎日インターネットで検索をしている言葉に関することかもしれない。毎日見ているホームページにあるのかもしれない。たまたまテレビで見て気になった情報かもしれない。目に留まったチラシかもしれない。街を歩いていて目に入った看板かもしれない。友人からのお誘いかもしれない。ご近所の回覧板かもしれない。

何も感じなければ見過ごしてしまうのに「!」と感じたもの。それは何かのサインかもしれしれません。

熱心に進めてくれる人がいたら、あなた自身が気乗りがしなかったとしても、そこに縁があるのかもしれません。

本心が無口になるとき

誰の心の底にも、要求というものがあります。あれやりたい、これ欲しい、それが好き、と言うやつ。本心というやつです。ところが、なかなか本心がわからないということがあります。あれが好きと本心が言っても、そんなもの選んでも役に立たないからダメです、と却下される。

毎回毎回、却下されるとどうでしょうか?嫌になりますよね。声を上げても認めてもらえない、声を出すだけ空しくなる。すると、わたしは欲しいものは何ひとつありません、となります。がっかりして傷つきたくないら。

すると本心はとても無口になります。つまり、わたし、なにがやりたいのかよくわかりません、ということになるのですね。気づいてあげて欲しいと思います。何が好きなの?何をしたいの?何が欲しい?

本心に耳を傾ける

いま「やりたいことがわかりません」と悩んでおられるとしたら「自分の本心の声を聞いてあげてもいい頃だよ」と言うことかもしれません。

何もたいそうなことをする必要はないのです。些細なことでいいのです。お昼ごはんにいつもは栄養バランスを考えて選んでいるけど、きょうはいつもは封印しているデザートをつける。いつもは仕事に役立つので日経新聞を読むけど、きょうは贔屓のチームが勝ったのでスポーツ新聞を読んでみる。何があっても24時までに寝るようにしているけど、好きな映画をやっているので今日は少し夜更かしする。

「やってみたいという声を上げてもいいんだよ」と本心にわからせてあげるということですね。やがて少しづつ声を出すようになります。そうするとあれやりたい、これやりたいという声も出てくると思います。それを一つづつかなえてやる。もちろん、面白くないからやーめた、というのもでてきますが、それはそれで良いのです。経験をさせてあげたということです。

無口になっているあなたの本心とコミュニケーションを取ってあげてください。何が好きなの?何をしたいの?何が欲しい?やりたいことが少しづつわかってくると思います。そして、頭で考えるのではなく、気になることがあれば、まず行動に移してみてはいかがでしょうか?

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。