自暴自棄から抜け出す3つのステップ〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

「わたしなんて、もう、どうなってもいい」と思っことはありませんか?

わたしは、何度もありました。自暴自棄になりました。これでもか、というくらいに自分を責めたりしました。

しかし、それは本心ではありませんでした。

本音は、望む自分がありました。その自分と現実の自分の間には天地ほどの隔たりがありました。なかなか望む自分に近づけない。隔たりがうまらないのです。そのあまり、自分に嫌気がしたのです。

「どうなってもいい」と思うとき、どうしたらいいのでしょうか?自暴自棄から抜け出すには3つのステップを踏んでいけばいいのです。

■自分のことがわからない

カウンセリングをしていますと、たまにこう言う方がおられます。

わたしなんて、もう、どうなってもいいんです。とても投げやりにおっしゃいます。

でも、変わりたいと思っておられるのではないのですか、と尋ねますと、変わりたいなんて思いません。いいんです。とおっしゃるのです。

カウンセラーが何を言っても否定される。受け入れてもらえない。果ては、共感されても何の意味もありませんと、全否定されるのです。

自暴自棄。
投げやり。
拗ねている。
そう感じてしまうことがあります。

でも、カウンセラーとお話しすることで、少し楽になれる、安心できる、何かわからないけど得られるものがある、そう思うからあなたはカウンセリングを受けにこられるのではないですか、と尋ねても、わかりません、と答えられる。

本当に、自分で自分がわからなくなっておられるようで、もうカウンセリングを受けない方がいいのでしょうか?とまで聞かれるのです。

■期待して、裏切られる苦しさを味わいたくない

このように思ってしまうには、それ相応の理由があったと思います。誰も自分のことを理解してくれなかった。何をやっても否定ばかりされた。ひどい言葉をかけられていつも傷ついていた。良かれと思ってやったことで人が傷ついて自分の言動に自信が持てなくなった。

そのとき、何を感じたでしょうか?辛かった。悲しかった。自分に絶望した。あるいは、自分自身に怒りが込み上げてきたかもしれませんね。もう、なにか期待してこれ以上裏切られたくないと思ったかもしれません。

拗ねる、というのは、わかってもらえなかった、大事にされなかった、愛してもらえなかったという思いから発生すると言われています。傷ついて、もうこんな思いは二度としたくないと考えたあなたは、自分の本心を隠すようになったかもしれません。本当は一番欲しいものだったのに手に入らなかったから。手に入らないから、最初から、欲しくなかったことにしたのかもしれません。

■ステップ1)自分を傷つけていることに気づく

そのとき、何を決めたのでしょう?それは、
もう自分なんて、認めてやらないもんね。
もう自分なんて、愛さないぞ。
もう自分なんて、粗末に扱ってやる。

ということだったかもしれないですね。あなたは、いま、自分に毎日どんな言葉をかけているのでしょうか?昔、あなたが傷ついたころ、否定ばかりされていましたね。ひどい言葉をかけられていましたね。いま、その時と同じ言葉を自分にかけていないでしょうか?

気づいて欲しいのです。「どうなってもいい」と自暴自棄になっているあなたは、昔あなたを苦しめたとあなたが思っている人々と同じことを、今の自分が自分自身にしているかもしれないということを。

■ステップ2)本当は何を望んでいるのでしょう?

どうなってもいんです、というあなたに、自分の本心に気づいて欲しい。
本当は、認めて欲しかった。
優しい言葉をかけて欲しかった。
大切にして欲しかった。
そのままのあなたでいいよと言って欲しかった。
そうではないでしょうか?欲しくないものにしているけど、本当は欲しかった。そして今も、それが一番欲しいものなんだということ。違いますか?

あなたは、カウンセラーと何のためにお話をしているかわからないとおっしゃいましたが、そこに何かあるからお話されていると思います。

ひょっとしたら、とか、もしかしたら、という望みではないですか?あなたは決して自分を見捨ててはいないのです。それはあなた自身は気づいてないかもしれないが、紛れもなく自分に対する愛がある。あなたは自分を愛そうとしているのです。

■ステップ3)自分をもっともっと愛してみよう

もっと自分を愛するということにチャレンジして欲しい。自分を愛せない人が、自分を好きになるということはありません。自分を愛するから、自分が好きになれる。

例えば、子犬が近寄ってきたときに、手で払いのける、叩く、石をぶつける。こういうことを繰り返すと、子犬は怯えて近寄ってこなくなります。

でも、撫でてやる、遊んでやる、食べ物を与えてやると懐いて近寄ってきます。もっと愛してと近寄ってきます。

いま、自分に対して、子犬に石をぶつけているにも関わらず、この子犬少しも懐かないんですと言っているようなものです。子犬に懐いて欲しいならもっと優しく接するべきなのです。

自分に対しても同じです。自分を好きになるには、自分に優しく接しないといけない。だから、もっともっと自分に優しくしてみよう、優しい言葉をかけてみようと思って欲しい。

自分を愛せたとき「どうなってもいいんです」という自暴自棄な考えは出て来ないと思います。

だから、チャレンジして欲しい。どう、自分を愛そうか、ということに。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。