こんにちは。
９０日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。
きょうは、自分を変える最も効率的な方法の第二ステップになります。「OKを出す」についてお話しします。
■自分に OKを出す
客観視するということを続けていると、現状を受け入れられるようになってきます。
そのときに「こんなわたしで良いんだ」とOKを出してみてください。抵抗がでてくるかもしれません。抵抗が出て来たら、抵抗が出て来た自分にOkです。「まだOK出せないんだ、わたし」と、これもここまでです。決して、まだダメか、と評価してはいけませんよ。
つまり、OKを出せない自分が出てきたら、そんな自分にもOKを出して欲しいのです。
OKを出すということはなかなか難しいかもしれませんが、どんな自分にもOKを出してみようと意識して欲しいと思います。
■OKを出すとどんな変化が出てくるのか？
OKを出すことにチェレンジしましょうとお話ししましたが、それはOKを出すとどうなるからでしょうか？
こんな経験はありませんか？失敗して落ち込んだとき、自分でもなんてことをしてしまったんだろうと思ったとき、誰かにこっぴどく怒られて立ち直れないほど気持ちが萎えてしまった。そんなとき、誰かから、それは両親かもしれないし、親友かもしれませんが、とにかくあなたのことをよく理解し、受け入れてくれている人です。
その人は、あなたを一言も責めずに「仕方がないよ、そういうこともあるよ」と優しく受け止めてくれました。そのとき、どんな気持ちになるでしょうか？
たぶん、
ホッとした。
救われた気がした。
もう一度やってみようと思えるようになった。
自分を冷静に受け止められるようになった。
勇気が湧いてきた。
こんな気持ちではないでしょうか。
責められて、罵倒されても、そこからは何も生まれてこないのです。ただ、受け入れて、苦しかったね、と一緒になって受け止めてもらったとき、初めて新たな力が湧いてくるのです。
■OKを出すことは自分をダメにすることではない
なんでもOKを出していると、ダメな自分になっていきませんか？と言う人が出てきます。
そういう方は、いままで自分にOKを出してこなかった人です。いつも自分を叱咤激励し、否定し、責め続けることで物事を成し遂げてきた人だと思います。愛は自分をダメにする。自分に恐れを感じさせることが前に進める唯一の方法だと、自分をムチ打ってきたわけです。その結果が、いまの辛い状況なのかもしれません。
恐れを与えて、一時的には頑張れるかもしれませんが、それは長続きしないのです。心が疲弊してくるからです。恐れでは、いつまでも頑張れません。いつまでも頑張れるのは愛で包まれた時だけなのです。
自分がダメになるかもと心配するより、どっしりとした安心感を自分にOKを出すことで与えてみましょう。
■どこまでも自分の味方でいる
あなたは、自分に対して、検察官的な態度でいますか？それとも弁護士的な態度でいますか？
検察官は、被告人の犯罪を立証するために全力を傾けます。一方、弁護士は、被告の利益のために全力を傾けます。ときとして、自分の弁護士たるべきあなたが、率先して検察官以上に犯罪を立証しようとしたらどうでしょうか？
現実の裁判ではそういうことはありませんが、こと自分に関しては弁護人であるべきあなたが検察官になっていることは多いと思います。むしろほとんどの人がそうかもしれません。
あなたは、あなた自身の味方であって欲しいと思います。自分という存在を守ってやって欲しいのです。
何があっても守ってやるよ、と言われると、どれほどこころ強いでしょう。勇気が湧いてくると思います。自分が自分に対してそういう環境を作ってやるということが大切かなと思います。それが、そのままの自分にOKを出す、ということです。どこまでも自分の味方でいて欲しいと思います。
自分で自分を否定してはいけない。否定してくる人と一緒になって否定してはいけない。ありのままの自分に、自分だけはOKを出してみてはどうでしょうか。
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。
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