行動できる自分になる方法〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

自分を変えるために、学んだことはやってください、といつもお伝えしていますが、では、どう行動に移すかということについて考えてみましょう。

この行動するということはとても億劫なもので、なかなか動き出せないという人がほとんどかも知れません。だから良い事を学んでも、やらない人が多いのです。

学んだことを行動に移すためにどうしたらいいのでしょうか?

■やる気というのはやり出すとで出てくる

何かをやり始めるというのは面倒くさいものです。人は面倒くさいことを嫌がります。

例えば、宿題とか片付けとか掃除とか。それをやるのに、勉強する気になるまで待とうと思っていたら、よほど勉強好きの少数派を除いて、やる気が上がってくるということは稀でしょう。

ところが、面倒なことでもやり出すと、やる気が出てきて思わずはかどったりします。少しだけ掃除するつもりが、やり出すと気になるところがあちこち出てきて、やらずにはいられなくなってしまった、ということがあったりします。

つまり、やる気というのは、最初はなくても、動くことで出てくることがあるのです。ですから、この最初の行動さえ踏み出せれば、あとはやる気が出てきて勝手に体が動き出す可能性が高いのです。

■動き出すハードルを低くする

では、最初の行動を起こすにはどうしたらいいのかということになります。

そのためには最初の一歩を低く設定する事なのです。

宿題なら理科も国語も英語も全部やらないといけない。掃除ならリビングも子供部屋も寝室も全部やらないといけないと思うと、気持ちが重くなります。あれもこれも全部やらないといけないと考えると、何もできないということになってしまうのです。

だから、ハードルは低く低く設定する。

宿題するなら、まず机に座って国語の教科書を開いて1ページだけ読む。掃除するなら、掃除機を取り出してコードを差し込みスイッチを押す。

取り掛かる最初の行動ですね。そこまでまずやってみようと考える。それができたら、5分だけやってみようと計画する。

全部やらなくていいんです。ハードルを低くすることで、動くという行動ができる。動けば、その後の行動がしやすくなります。

■途中でやめてもいい

教科書を開いて1ページだけ読み終えただけで、そこでやめてもいい。最初の設定の行動をしただけでやめる許可を出しておけば、次、また最初の行動がやりやすくなります。

目標を低く設定することで達成感を得やすくするのです。目標が高いと本当はあれもこれもやったのに、途中でやめてしまうと空虚感しか出てきません。それでは次もやろうという気持ちにはならないのです。

目標を低く設定していると、そこをクリアしたらやめる許可が出ますので、次もまたやりやすくなります。

最初の行動ができれば、やる気は出て来る可能性があるのでしたよね。最初の行動をやりやすい状況にしておくと、あとは自然とやれる可能性も高くなります。

多きな目標は立てない。小さな行動だけでOK。やる気が出てきたらそのまま続ければいいのです。

まずは、最初の行動をしやすい環境を整えていきましょう。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。