自分が知らない本音の真実とは?〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

きょうは「これが自分の本音だ」と思っていることは本当ですか?という話です。

自分のことは自分が一番わかっていると思っていますがそうではないことの方が多いのです。

自分の本音に気づいていますか?
知っているようで全然わかっていないのが自分の本音のようです。
どういうことでしょうか?

■自分でも気づかない本音

例えば、婚活をしている女性がいるとします。婚活パーティーにも行って何回かデートもした。最初はとても良い雰囲気で話が弾むのですが、そのうちデートが億劫になり、会うことが苦痛になってくる。やがてどちらからともなく消滅していく。

これが一度や二度ではなくて、相手からも気にいられるのだけれど、たいていそういうパターンで立ち消えてしまう。

本人は、結婚したいという願望がいっぱいで早くパートナーを見つけたいといつも思っている。新しい人とお付き合いするたびに、今度は行けそうと思うけれど、なぜかわからないけど同じ結果になってしまう。

パートナーが欲しいですか?と尋ねられれば、もちろんです、と即答する。

では、パートナーが欲しいという彼女の本音はどうなんでしょうか?本人がパートナーが欲しいというのだから、それが本音のはずと思いますが、実はそうではなかったのです。

■意識と無意識で違う方向を見ている

この「パートナーが欲しい」と思っているのは実は彼女意識の部分なんですね。心の領域というの広くて意識している部分は3%くらいと言われています。残りの97%は潜在意識や無意識と言われている部分が占めています。自分では気づけない領域です。

ですので、パートナーが欲しい、パートナーが欲しいとずーっと思っているとしても、それは彼女の心の中のたったの3%であって、残りの97%がパートナーなんてとんでもないと思っているとしたら、例えの女性のように何回かのデートで消滅してしまうという結果になることが多いと思います。

つまり、意識の部分と無意識の部分で望んでいる方向が正反対だったと言うことになります。そして、その場合、3対97の圧倒的多数で無意識の勝ち、いくら意識でパートナーが欲しいと思っていたとしても、パートナーなんていらないもんね、となってしまうのです。

■本音を引き出す質問

自分ではパートナーが欲しいと思っているのに、全然うまくいかない。ちゃんとパートナーを見つけるために行動もしているのにうまくいかないとしたら、パートナーが欲しいと思っているけど、無意識の本音の部分ではもっと別のことを思っているのかもしれません。

そこであえて、
パートナーが欲しくないとしたらどんな理由が考えられますか?
パートナーを手に入れたとしてどんな気分が浮かんできますか?
と問うてみる。

すると、意外な言葉が出て来たりする。

「縛られて自由がなくなったような気がします」
「責任感を感じて押しつぶされそうな気がします」
「やらなければいけないことばかりでしんどそうです」

何が浮かんでもいいのですが、どうもパートナーができるということが、楽しさを奪ってしまい苦しくなる感じを持っているようです。

これでは、どんなに意識でパートナーが欲しいと思っても、無意識の部分ではそれを望んでいないのですからうまくいくはずがありません。

意識と無意識でまるで正反対方向に走り出しているのですから、望みのものを手に入れることは難しいと思います。

■本音と向き合う

ここで浮かんできた言葉に本音が隠されています。この本音の部分を置き去りにしたまま、いくら婚活をやってみてもうまくいきません。

だから、まず、本音で感じていたものを、恐れや不安ではなくて、求めていたパートナーが手に入ると、愛のある世界になるんだという、今までとは違う物語を作らないといけないのです。

上がってきた本音と向き合いましょう。どうしてそのように思うのだろう。なぜそう感じるのだろう。本音と向き合うことで、望むものを手に入れることを妨げている理由がわかります。

それは自分の中にある間違った思い込みであったり、束縛されるであったり、しんどそうであったり、そういういうものを愛の目で見て、パートナーを得ることで、今まで以上に楽しくなる、幸せになるという物語に書き換えると望んだものが手に入りやすくなるでしょう。

■しあわせな物語に上書きする

婚活がうまくいかない女性の例えで、自分が知らない本音の話をしましたが、これは欲しいものがなかなか手に入らないすべての人に共通することです。

意識と無意識で共通の目的に向かって進んでいるときはそれを手に入れやすいですが、そうでないときは互いに反対方向を見ていることが多いのです。もう一度、自分の本音は何か、何を望んでいるのかを考えることが大切だと思います

望んでいるもを得た結果が、苦しい、辛い、しんどいことになるなどという部分が本音のどこかにあるのであれば、楽しい、しあわせになれるという物語に上書きしていきましょう。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。