自分を好きになるとは具体的にどうする?〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

カウンセリングをしていて感じるのは、自分のことが嫌いですと言われる方で楽しそうにしている方がいないということです。ということは、楽しい、しあわせを目指すには自分大好きになることが近道と言えそうです。混同しやすい自分大好きと自分を甘やかすの違い、どう自分と接するといいのかを考えてみましょう。

自分大好きになって苦しい毎日から抜け出そう

自分のことを好きになれない、許せない。そういう方がいます。あの頃のわたしを抹殺したい、と物騒なことをいう方もいます。それほどに、自分のことが好きになれず、嫌っているのです。

それらの方のほとんどに共通することが、苦しく辛い毎日を送っていると言うことです。お話を聞いていますと、それは自分を責めすぎなのではないか、と思うことがあります。

もっと柔軟に考えれば良いのにと思うのです。ところが、それができない。そうすることにものすごく抵抗があるようなのです。必要以上に自分に対して厳しい目を向けているように思います。

こういう毎日から抜け出したい。しあわせな毎日を送りたい。こういう望みがあるのなら、自分を好きになるというのが一番の近道だと思うのです。

できません、と言う方もいますが、それではいつまでたってもいまの辛さ、苦しさから抜け出ることは難しい。少しずつ、少しずつ、自分を好きになるということに向き合った方が絶対良いのです。

自分を否定すると辛くなる

自分を嫌っている人の自分を見る目はとても厳しいです。そこには愛の目はなくて、厳しく断罪する批判家の目でしかありません。

そうなると些細なこと、これくらいならいいのではないかということでも許せなくなる。そうなるとますます自分を嫌ってしまう。悪循環に入っていきます。

いつも自分の行動を常に見張っているようです。一挙手一投足について、それはいけない、間違っているという声がするわけですから心が休まる時間がないと思います。

自分の感じる辛さ、苦しさの根源はここにあると思います。

1日24時間、1年365日。毎日毎日このような目で見られているのですからしんどくないわけがないのです。

自分が自分の批判者になると、味方がいないのです。味方のいない世界がどれだけ心細く不安なものかはわかっていただけるでしょう。

もうそういう世界から、自分を解放してあげないといけません。できません、ではなくて、自分を好きになることを目指して欲しいのです。

自分を好きなることと自分を甘やかすは違う

自分を好きになるとは、どういうことでしょうか?好き勝手にやりたい放題に行動するということではありません。怠けて、何もしないということでもありません。

例えば、試験勉強をしなければならないのがわかっているのに、やりたくないからゲームをするというのはどうでしょうか?

この場合、やりたくないことから目を背けるためにゲームをやっているので、感じているのは罪悪感です。だから、罪悪感をないものにして、やりたいゲームをやったっていいじゃないかと思うことではなくて、やらなければいけないことから目を背けた自分を受け入れることです。

好きになるとは、どんな自分も認めるということです。自分の感じた罪悪感という感情を正当化してしまうことではなくて、罪悪感を感じているということを受け入れ認めることが自分を好きになることにつながっていくのです。

自分とどう接するのか?

自分との付き合い方で大切なことは、上がってきた感情はすべて受け止めてあげることです。

嫌だ。やりたくない。したくない。失敗したらどうしよう。怖い。いろんな感情があると思いますが、こんなこと思ってはいけないと押さえつけない方がいい。

まずは、認める。嫌だと思っているんだ、やりたくないと思っているんだ、失敗したらどうしようと思っているんだ。怖いんだ。上がってきた感情を否定するのではなく、そう思ってもいいんだと認めることです。

自分を嫌っているときは、そう思うことさえも否定されていました。思いは自然に上がってくるものなのに、それを思ってはいけないとなると辛いですよね。

何を思ってもいいんだということがすごく自由な感じがします。この自由さを許可してあげることが、自分を好きになるということなんですね。

自分自身に対して自由を与えてください。できない。怖い。嫌だ。したくない。でてきた感情を認めた上で、では、どうしたらいいの?ということを一緒に考えていく。

これが自分を愛するということであり、自分大好きにつながっていくと思います。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。