こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。
自分を変えるにはいろんなやり方があると思いますが、自分の持っている力を最大限に活かすやり方があります。
同じことをするにも嫌々やるのと、楽しいからやるのとでは結果が違ってきます。同じなら楽しくやって大きな結果を残したいですよね。
こうしないと変わらないということではありません。こういうふうにしたら結果が出やすいという方法を、わたしの体験をもとに、あの時こうしていれば良かったという思いを加味して4つのステップに分けてお伝えします。
■こんな自分が許せない
わたしがパニック障害になって、電車に乗れなくなってしまったとき、外出することができなくなってしまったとき、いままでできていたことできなくなってしまって、どうして?なぜ?という思いが頭の中を駆け巡りました。それと同時に、情けない、と自分を卑下していました。
許せないのです。何もできなくなってしまった自分が許せないのです。だって、以前は普通にできていたのだから。何も難しいことではない。電車に乗ることを、どうやったやったらいんだろう?などと考えることなどなかったのですから。ところがいまは違う。いまは、以前なら考えもしなかったことを、どうしたらいいんだろう?と考えなければならない。とても情けなく感じたのです。
苦しいときと言うのは現状が受け入れられません。受け入れられないのは、当然のことだと思います。それはいままで普通にできていたことだから。だから、できなくなってしまった「いま」を受け入れられないのです。というより、できなくなってしまった自分を認めたくないのです。
認めたくない、という思いが強いほど、実は苦しさが増すんですね。なぜなら、認めくないということは、そんないまの自分を否定し、責めているわけですから。自分を否定し、責めれば責めるほど、理想の自分といまの自分のギャップが大きいから、辛さが増してしまいます。
■いまの自分を客観視する
許せないとき、自分にどんな言葉を投げかけていますか?わたしはこんな言葉を自分に投げかけていました。
「情けないなあ!」
「もう、いい加減にしろ!」
「どうしてこんなことができないんだよ!」
文字で書くとニュアンスが伝わりませんが、優しい言葉ではなく、罵倒していました。できない自分を叱りつけていたのですね。しかも一日中。自分に対して、愛がなかったのです。これでは良くなるものも良くならないというのは、いまではわかります。
つまり、否定しない、責めない、という姿勢がとても大事になります。そのために必要なことは「客観視する」ということです。
客観視するとは、良い悪いの判断をせず、事実のみをそのまま見るということです。
例えば、電車に乗るとします。駅に近づいたら緊張感が増してきたとしたら「なんか緊張してきた」とだけ思うこと。緊張してはいけないとか、どうしてこれくらいで緊張するんだよ、とかは言わないということです。
電車がホームに入ってきたら心臓がドキドキしてきたのなら「心臓がすごくドキドキしてきた」「不安感が増してきた」と思うこと。ドキドキしては行けないとか、不安を感じてはいけない、とは言わないのです。
いまの、自分の様子を判断を入れず、ありのままを見るように意識してみましょう。
つまり、問題だと思うことを直視して、直そう、なんとかしようと思うより、いまのそままの自分の状況を受け入れると言うことが必要になるのです。
■現状を受け入れる
ありのままをそのまま見るようにすると、現状を受け入れられるようになってきます。どんな自分が出てきても「これがわたしだから」こう思えるようになってきます。
受け入れるとは、こういうことです。
「電車に乗れないけど、これがいまのわたしだから」
「ドキドキして仕方がないけど、いまはこれで精一杯」
つい自分を責めてしまっても、
「情けないやつだと思ったけど、いつもいつも受けいれられないよなあ。そうだよねあ」
ただ、そう思うこと。これだけです。
大切なことは、そのあとに、だからいけないんだ、と責めないことです。受け入れるとは、ただ事実を見るだけで、良い悪いの判断をしないということです。「ああ、そうかあ」ということです。
まず、気づいてください。一日にどれくらいの毒のある言葉を自分に向けいるかを。言葉は人を傷つけます。自分が自分に言っていることも同じように傷つけています。
まず、その毒を向けることをやめましょう。そのために、現状を受け入れる努力をしてみてもいいと思います。
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。
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