自分を責めない客観的な視点とは?〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

『パニック障害などで、なぜ一喜一憂しない方が良いのかというと、良ければ自分を褒めるけれども、悪くなったときに自分をけなしがちだからです。褒めるとけなすはセットですから。
自分をけなすということはどんなことがあっても避けて欲しいなと思います。
そのために、客観的な視点で自分を見つめられるといいと思います』

先週、一喜一憂しない方がいい、という話をしました。それは喜んだり、憂いたりすることは気分の上がり下がりがあって、とてもしんどいことだからです。まるでジェットコースターに乗っているようなものです。できるだけ平坦な方が楽になれます。
客観的な視点を持つとそれがやりやすくなります。

■自分をけなすのはやめる

パニック障害などで体調に変化があったとき、良ければ褒めるということは、悪ければ、あのときはよかったのに、どうして悪くなってしまったんだろうと、自分をけなすことにつながります。

調子には波がありますから、良いときは褒めて、悪くなったら自分をけなす。これを繰り返しているとどうでしょうか?心は疲弊してくると思います。

そもそもパニック障害になってしまった自分というものを、ただでさえけなしがちです。こんな自分ではダメだ。みんなができていることができない自分は情けない。

ただでさえ、辛い毎日が、余計に辛さが増してくる。だから、自分をけなしてしまうような機会はできるだけ無くした方がいいのです。

■客観的な視点で見る

自分を客観的に見れると、一喜一憂しなくなります。

ややこしい話なんですが「きょうは調子が悪いなあ」と思っている自分を見つめているもうひとりの自分がいる。「きょうは調子がいいなあ」と思っている自分を見つめているもうひとりの自分がいる。

喜んでいる自分や憂いている自分とは別の、そういう自分を見つめているもう一人の自分がいる。

第三者的な視線で自分を見つめる感覚です。冷静な視点で自分を見つめることができます。

これをやる目的は、自分をけなさないためです。いま感じている感情をありのままに受け入れてみると自分をけなすというところから解放されていきます。

■否定でもなく肯定でもなく

客観的な視点とはどういうことかというと、否定でもなく肯定でもなく、ただありのままを見るということなのです。

ありのままに見つめていると、いまそう感じているのかという思い、そう感じていいんだという安堵感があがってくるのです。自分が自分の感情を受け入れてあげることが大事かなと思います。

ただでえ、辛い毎日送っているのですから、自分をけなすことでより一層の辛い毎日にしてしまうのは、もうやめにした方がいいと思います。自分には愛を向けて欲しいと思います。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。

 

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