こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。
きょうは、しあわせのアンテナについて考えてみます。しあわせのアンテナってどういうことでしょうか?
みなさんは、ふだん、どんなアンテナをたてているでしょうか?毎日がイライラして仕方がない人はイライラのアンテナをたてているでしょうし、不安で仕方がないという人は不安のアンテナをたてていると思います。
自分の周囲で、何かイライラさせるものはないかなあ、不安に感じることはないかなあ、という情報をキャッチしようと待ち構えているのです。そして些細なことにも反応してしまう。
つまり自分がふだん感じている感情は、自分がたてているアンテナ次第で変えることができるのではないかと思っています。
■同じものをキャッチする
みなさん、普段使っている携帯電話はどうしてつながるかご存知でしょうか?たくさんの電話番号がある中で、いつどこにいても間違うことなく自分の携帯電話の番号がつながる。不思議です。
携帯電話が繋がるのは、自分が移動しても携帯電話が微弱な電波を出していて、いまこの基地局の中にわたしはいますよと知らせているからなんですね。その電波と基地局からでる電波が結びついてつながるわけです。
もし、間違ってかかってきたとしたら、それは相手が番号をかけ間違えたのであって、携帯電話が違う番号をキャッチしたということはありえないのです。同じものが引き合うのですから。
つまり自分の携帯電話の出す波長と、基地局が出す破調が合うわけです。同じ波長が引きあったということだと思います。
わたしたちがイライラのアンテナを立てていると、イライラするということには反応しますが、楽しいとか嬉しいとかいうことには反応しないわけです。なにしろ、イライラをキャッチしようというアンテナを立てているからです。
自分が出しているのと同じ波長のものをいつもキャッチしているのです。
■決めたら、そうなる
また、こういう話を聞きました。
お笑い芸人の千原ジュニアさん。テレビ番組の「人志松本のすべらない話」でいつもおもしろいエピソードを披露します。ジュニアさんの周りではそんな面白いことばかり起こるのですか?という質問に、こう答えています。
「お笑い芸人のところだけに面白いことが起きるわけはない。わしらが面白い話をすると決めているんや。だから、面白いことが引っかかる」
わたしも、この番組をよくみますが、お笑い芸人さんは、ふだんから生活全部がお笑いなんだなあと思っていましたが、そうではなかったんですね。
起こることは、わたしたちもお笑い芸人さんにも、それほどの違いはないのかもしれません。ただ、その起こったことをどういう目で見るかで面白おかしい話になってしまうようです。
わかりますか?携帯電話がつながる理屈と同じなんですね。面白いことを意識しているから面白いことになる。同じ波長のものが引き合うということだと思います。
そのために、決める。ジュニアさんの場合、面白い話をする、と決めているのです。わたしたちも、決めてみる価値がありそうです。
■しあわせを感じると決めてみよう
アンテナにも感度の良いのがあれば悪いのもあります。わたしたちの感度もそうだと思います。
イライラや心配といったことにはすごく敏感に反応してしまうけど、しあわせを感じるということには鈍感かもしれません。
しかしこの感度は、練習次第で磨かれていきます。でも、しあわせというアンテナを立てないことにはそもそもそれを感じることはありません。まず、しあわせのアンテナをたててみようと思うところからがスタートだと思います。
さて、みなさんは普段、どういう意識で毎日を過ごしておられるでしょうか?みなさんの出している波長と同じものが引き寄せられているとしたら、いかがでしょうか?
そんな気分になれない、だから無理だ、と悲観することはありません。
ジュニアさんが言っていますね。「わしらが面白い話をすると決めているんや」と。まず、決めること。どうするかを決める。ここから始めてはどうでしょうか。ダメでも、また、決め直す。何回も、何回も決め直せばいいのです。それをコミットメントと言ったりします。苦手な人が多いですが、ダメでもともとと気楽にやってもいいのではと思います。
必要のないアンテナはおろしましょう。そして、「しあわせのアンテナを立てる」と決めてみてはいかがでしょうか?
きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。
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