変われない自分に怒りがわくときに知っておきたいこと

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理カウンセラーおおにしみちおです。

うつやパニック、不安障害を患って「変わりたい。元に戻りたい」と思って何かを始めたけれども、思うように変わっていかない自分に怒りが湧いてくるときがあります。

そういうとき、ぜひ、知っておいて欲しい事があります。

それは、

『自転車に乗ったとき、最初は止まっているので大きな力の割にそれほど進まない。ところが、一旦動き出すと小さな力でもどんどん進む。加速がついているから。
人も一緒ではないかなと思います。いろいろやってみるけど変化が感じられなくて、やめてしまうということがある。実に、もったいない。
あと少しで変化が感じられたかもしれない。
気づけないほど小さいかもしれないが、間違いなく変化している』

最初の一歩はしんどくて遅々として進まない

変わろうと思っていても、なかなか変われないと嫌気がさしてしまう。そしてこんなことではダメだとせっかくやりだしたことでもやめてしまう。これは実にもったいないことなんですね。

自転車を漕いだことがありますか?加速がついてスピードが出てくると、ペダルを漕ぐのにそんなに力が入りませんね?ところが、ある程度のスピードが出るまではすごく力が必要です。特に、動き出す前の最初の一漕ぎの力といったら一番大きな力が必要です。

一番最初というときが、一番大きな力が必要なのです。二漕ぎ目、三漕ぎ目と進んで行くに連れて出す力は小さくてすむ。

しかも、一番大きな力を使うわりに、進む距離というのは大したことがない。加速がつくと使う力は小さいのに、進む距離は大きく力を使った最初より長い距離を進める。

でも、この最初にしんどい部分があるから、あとで楽に進むことができる。

自分を変えるということに関しても同じなんですね。最初の一歩はすごくしんどいわりに、変化も見えない。これでいいのかなあ、と思うのでやめてしまう人が多いのです。

実は内部では大きく変化していると気づく

ここに100回叩いたら壊れる壁があるとする。でも、叩いている人はそれがわからない。99回まで叩いて、もう無理だとやめてしまう。本当はあと1回叩いたら壊れていたのに。

自分を変えるということにしてもそうで、どれくらいやったらいいのかがわからない。だから途中でやめてしまう。

見た目には、変化が感じられなくても、内部では実は変化が始まっている。だから、99回まで壊れなかった壁が、100回目で壊れてしまう。

自分を変えるということにしてもそうで、しんどい、進んでいない、と思っても、内面では変化が始まっているということを覚えておいて欲しいと思います。

進めば進むほど楽になっていく

自分を変えるということは、ある意味、習慣を変えるということです。いままであった習慣を、別の習慣に置き換えるという作業なんですね。これがどんな大変ことかおわかりいただけると思います。

右回りしていた車輪を左回りさせるようなものですね。最初はしんどくて、何の変化も感じないでしょう。

でも、それにチャレンジしだしたあなたはとても素晴らしいと思います。結果がでないと心も折れてしまいます。

だから、知っておいて欲しいのです。最初が一番しんどい。加速がつくにつれて楽になるし、進んでいることも実感できる。

いま、変わろうとやり始めた人、これからやってみようと思っている方、最初はしんどくて遅々として進まないが、それは無駄なことをやっているのではなくて、誰もが通る道。そこを通過すると、楽に進める道にやがてなることを。

挫折しそうになったら思い出してください。やがて、風を切って楽しく進むようになれる。しんどくてかなわないということは、もうは変化が始まっているということですね。目に見えない変化が内面で起こり始めている。その後に目に見える変化がやってくる。このことを覚えておいて欲しいと思います。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。