イチローに学ぶ夢をかなえる6つの秘訣(後編) 〜90日でしあわせ体質を手に入れる心の取扱説明書〜

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

前回はイチロー選手の引退会からみた夢をかなえる秘訣①②をお伝えしました。

イチロー選手だからできたんだよ、と思われるかもしれません。

でも、考えて欲しいのです。イチロー選手も最初からイチロー選手だったわけはでないのです。最初はただのベースボールが好きな野球少年にすぎなかったと思います。

その野球少年が、好きだったから、夢中になれたから、何を言われても好きな野球にのめり込んでいって、やがてイチロー選手へと変貌していったと思うのです。

最初は偉大な業績もなにもなかったはずです。あったのは、野球に対する情熱だけ。何かに対する情熱なら、いまのあなたにもあるかもしれません。

そして、いま、何も情熱を傾けるものがない人もいるかもしれません。それでもいいのです。情熱を傾けられるものをいまから見つければいいのです。いまさら、とか、もう歳だから、とは言わないでください。

たた、チャレンジする。これだけです。トライアンドエラーを繰り返し情熱を傾けられるもの、夢中になれるものを見つけて欲しいのです。

では、イチロー選手に学ぶ夢をかなえる秘訣、続きを見ていきましょう。

■秘訣(3)夢、目標を語る

イチロー選手は常々言っていました。「最低でも50歳まで現役」ということを。有言不実行の人になってしまいましたが、そう言っていたから、ここまで来れたと思います、とも語っています。

夢、目標を話す、語るというのは、覚悟だと思うのです。覚悟するから本気でやろうと思う。もちろん、できるかどうかはわかりません。でも、言えることは、覚悟をもってやらないと、できることはないというのは確かだと思いま

す。

話すと言うことは自分にプレッシャーを与えると捉える人もいますが、わたしはそれだけではないと思う。話すことで、応援してくれる人も出てくるということです。話すことでいろんな応援者がでてきて、へこみそうになったときに支えてくれる。アドバイスをもらうう事もある。味方が増える。話すことで自分が人から勇気をもらうことがあるのではないか、そのように思います。

夢はどんどん人に話しましょう。話すことで、ああしたらいいのでは。こうしたらいいのかも。と言った感じで、あやふやだったことがだんだんと現実に落とし込める形になっていくのではないかと思うのです。

■秘訣(4)人と比べない

イチロー選手はこう言いました。「人より頑張るなんてことはとてもできない。秤は自分の中にある。自分の限界をちょっと超えていく」

他人との比較と言うのはイチロー選手はやっていないのですね。あいつは、これだけやっているから自分もこれだけやる。というのがないのです。あくまで、ライバルというか、超える相手は昨日の自分。きょうは、きのうの自分より少し前進する。明日は、今日の自分より少し上を目指す。そういうことだったろうと思います。

そういう積み重ねが、イチロー選手を成長さていったのではないかと思います。

■秘訣(5)我慢、辛抱はしない

イチロー選手には我慢という感覚がないようです。

成功するために、我慢しないといけない、辛抱しないといけない、なにかを犠牲にしないといけない。そう思うことが多いのですが、イチロー選手はそうではなく、楽なこと楽なこと積み重ねてきました、と答えました。

「楽(らく)」ということに抵抗を感じる人は多いと思います。え、らくしていいの?という疑問。らくしたら堕落するでしょうという人もいます。苦しまないと、我慢しないとそれは成功ではないと感じる人もいます。

でも、疑問が湧きませんか?イチロー選手がやったことがらくなことだって?という疑問。ひょっとしたら周りの人にとって、イチロー選手がしていることは我慢と映ったかもしれない。イチロー選手のルーティンというのはすごく多いと聞きます。でも、彼はずーっとそれを続けることができた。何故か?そうすることが好きだったからではないでしょうか。

彼は言いました。「ぼくは体を動かすことが好きなんです。じっとしていられないんです。たぶん、明日もやっているでしょう」

彼はなにも我慢してやっているのではない。好きだからやっているのです。夢中になれるものというのはそういうものなんですね。だから、それを見つけなさいと言うのですね。

■秘訣(6)勇気をもって挑戦する

この勇気というのは、自分のやりたいことを優先してもいいんだよという勇気だと思います。

「やってみたい」が出てきたときに、成功すると思うからやる、できないと思うからやらないというのではなく、ただ、「やってみたい」を優先することが大事なんだということですね。

そういう意味では、自分の気持ちに正直に生きるということかなと思いました。

イチロー選手は、自分の本心をずーっと汲み取って生きてこられたのではないかと思います。でも、節目、節目の決断で迷ったことはたくさんあると思います。そのときに、たぶん、こういう質問を自分にかけられたのではないかと想像するのです。

「その決断でお前は後悔しないんだね?」そして「Yes」という答えがひとたび出たならば、結果を恐れず挑戦してみよう。後悔しないために、やり抜くのだと思います。

■できるところから取り入れてみる

さて、イチロー選手の引退会見から、夢をかなえる秘訣を見てきました。

できること、できないことがあるかもしれません。とても、そんな真似はできないというものもあるかもしれません。

全部を真似る必要はないと思います。まて、そんな風に思ったことがないけど確かにそうかもしれないと共感できたというものもあるかもしれません。

6つの秘訣をお伝えしましたが、できるできないは一旦置いておいて、共感できたことから取り入れてみる。あるいは思考するときの指標にしてみたらいかがでしょうか?

これだけの偉業を成し遂げた方の考え方ですから、ふーん、で終わらせたらもったいないと思います。少しでも取り入れてみたら、いままでと違う結果が出るかもしれません。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。

 

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