しんどい疲れた人間関係を終わりにするには?

こんにちは。
90日で絶望を希望に、不安を安心に変える心理相談室『しあわせ体質』のカウンセラーおおにしみちおです。

人間関係で悩んでおられ方は非常に多いんと思います。人は、人との関わりの中で生きていますので、人間関係というものは切っても切れないものです。好むと好まざるにかかわらず人間関係はついて回ります。

人間関係といってもいろんな場面があります。職場であったり、学校であったり、サークルであったり、近所付き合いだったり。誰もがそういう場面で、初めてそこにに身を置くときは緊張しますし、不安も出てきます。

どんな人がいるのだろう?
仲良くできるだろうか?
仲間に入れてもらえるだろうか?

こういう思いを抱くのは普通のことです。そういう思いを抱えながらも周りの人と接しているうちに、不安が薄れていき、やがて消えていくというのが大抵の場合です。

ところが、どのコミュニティに入っても、毎回毎回そこでの人間関係がしんどくて疲れてしまうとしたら、これほど辛いことはないと思います。しかも、しんどさや疲れが薄れていくどころか、いつもいつもしんどい、疲れた感じがするとしたら、なんとかしたいと思うことでしょう。

人間関係がしんどい、疲れたと言いますが、何がしんどいのか、何故疲れるのか、そしてどうしたらそこから解放されるのかを考えてみたいと思います。

人間関係がしんどい、疲れた人の共通点

人間関係がしんどく疲れた人には共通点があります。それは、嫌われないようにしなければいけない、という思いが強い人が多いということです。

仲良くなれなくてもいいけど、嫌われるのだけは避けたいと考える。嫌われるというのは、拒絶されることですから、それだけは耐えられないのです。自分の存在を否定されることを恐れているということのようです。

すると「嫌われないように」という目的のために、自分に禁止することがでてきます。
誘われたら断ってはいけない。
頼まれたらそれに応えないといけない。
いつも良い顔でいないといけない。
・・・
・・・

こうすることが嫌われないことになるのかどうかは別にして、相手の言うことを否定してはいけないと思うことが多い。これは、自分の存在を否定されたくないがために、相手も否定されると嫌だろうなという考えが浮かぶのだろうと思います。

自分に対して強いている禁止事項、いかがですか?もう、これだけでも窮屈な感じがしませんか?誘われても断りたいときってあるはずです。頼まれても応えられないときもあるはずです。いつも良い顔なんてできないと思います。

でも、自分に課したこのルールは絶対なのです。コミュニティにいる限り、守らないといけない。そう思っているのです。

そう思っているとしたら、このコミュニティにいることはかなりしんどく疲れたものになると思いませんか?

自分を出せないからしんどい、疲れる

人は、自由がないと窮屈に感じます。いつも「はい」ばかりで「いいえ」は言えないとしたら苦しいですよね。

つまり、ここには、自分の自由意志がないのです。例えば、食事に誘われて、今日はそういう気分になれないので早く帰りたい。でも、誘われたら断れないというルールがあると、行きたくもないのに作り笑いをして「行きたいです」と言ってしまう。

人間関係がしんどく、疲れるのは、いつもいつも相手のペースに合わせてしまうから。一人でいるときは、自分の思う通りに行動できるけど、ひとたびコミュニティの中に入ると、周りの人に合わせないといけない。そこでは、自分というものがないのです。これでは、コミュニティの中にいることがとても疲れるのではないでしょうか。

極端な話、何が起こってどんな展開になるかわからない。何しろ自分の意見というものを言えないから。自分がどうするかは、周囲の人に任せるしかないからしんどく疲れてしまうのです。

嫌われないように、と思ってやっていることが、周りの人からは嫌われなかったかもしれないが、実は自分で自分が嫌になっていたのです。だって、自分にいつも我慢をさせていたから。

人間関係がしんどく疲れるのは、いつも自分に我慢と犠牲をさせているからなのです。

人間関係のしんどい、疲れたから抜け出すために

嫌われないようにするにはどうしたらいいのか?という考える癖がついていると思いますが、その後に、新たな質問を投げかけて欲しいと思います。

それは
それで本当にいいの?
本当はどうしたいの?
という自分への問い掛けです。

人間関係のしんどい、疲れたから抜け出すコツは、自分らしく振る舞う、ということです。

自分らしく振る舞うために、客観的な視点を持ってください。客観的は視点とは、自分の想像ではない、自分の決めつけではない視点ということです。

ここで断ったら嫌われるとか、ここで断ったら次から仲間外れにされるというような、あなたの恐れの元になっている考えで、どうするかを決めないと言うことです。

人間関係にしんどい、疲れた方は、否定すると嫌われると思う人が非常に多いのですが、それは思い過ごしであることがとても多いのです。

客観的な視点で考え、自分らしさを出すということを意識しだすと、人間関係のしんどさ、疲れた人間関係から解放されていくと思います。

きょうも、お読みいただきありがとうございます。
みなさまのしあわせをお祈りしています。